「勉強したいけど、時間がない」
──それは、私がずっと心の中で繰り返していた言葉です。
資格を取ってスキルアップしたい。
今の働き方にモヤモヤしていて、何かを変えたい。
でも、仕事と家庭の両立で、毎日が精一杯。
気がつけば、何も始められないまま時間だけが過ぎていく。
そんな日々に、少しずつ焦りと後悔が積もっていきました。
私はフルタイムの病棟勤務をしながら、3人の子どもを育てています。
夜勤明けは思考停止、帰宅後はごはんとお風呂、寝かしつけたら自分も寝落ち──。
そんな私でも、少しずつ「スキマ時間」での勉強を続けることで、
自信と手応えを取り戻すことができました。
この記事では、同じように時間のなさに悩む看護師さんへ向けて、
「忙しいからこそできる勉強法」と「無理なく続ける工夫」をお伝えします。
時間がない…それでも資格を目指したいと思った理由
「このまま年数だけ重ねて、本当に大丈夫かな…」
そんな不安がよぎったのは、ある夜勤明けの帰り道でした。
日々の業務はこなしている。でも、何かが物足りない。
新しい看護師が入ってきたとき、説明をしながらふと、
「私、本当にこの内容を理解して伝えてるのかな」と自問することもありました。
また、患者さんやご家族と向き合う中で、
「もっと寄り添いたいけど、言葉が見つからない」
そんな場面に出くわすことが増えていったんです。
それが、私が「学びたい」と思ったきっかけでした。
もちろん、まとまった勉強時間なんて取れる余裕はありません。
でも、「だから何もしない」のではなく、
「今の自分にできること」を探してみようと思ったんです。
はじめの一歩は、小さくていい。
その小さな一歩が、未来の看護を少しずつ変えてくれる。
そう信じて、私は資格取得を目指すことにしました。
忙しい看護師でも勉強が続く!スキマ時間の活用法5選
「まとまった勉強時間が取れないから、資格なんてムリ」
そう感じている看護師さんは、とても多いと思います。
でも実は、“スキマ時間”の積み重ねこそが、無理なく続けられる勉強法だったりするんです。
ここでは、私自身が実践してきた「小さくて続く」スキマ時間活用術を5つご紹介します。
✅ ① 朝の10分で“読むだけ”習慣をつくる
子どもが起きる前、通勤準備の合間、コーヒーを飲む時間。
たった10分でも、資格テキストや資料を“1ページだけ”読む習慣がつくと、意外と知識が積み上がっていきます。
「とりあえず開いてみる」だけでも大丈夫。
ハードルを低くすることで、脳が“勉強モード”に切り替わりやすくなります。
✅ ② 通勤や家事の合間は「聞くだけ動画」を活用
移動中や洗濯・食器洗いなどのルーティン作業中は、耳を使って“ながら学習”が可能です。
YouTubeや音声教材、WEB講習会などをスマホで再生し、
目ではなく耳から情報を入れることで、無理なく学びを習慣化できます。
📌 私は「終末期ケア専門士」の講習会を家事中に聞き流すスタイルで取り入れていました。
✅ ③ すきまに1問!クイズアプリで知識の定着を
休憩時間やトイレの数分など、「スマホを触るタイミング」は意外と多いもの。
そんなときは、看護師国家試験の復習アプリや医療クイズアプリで“1問だけ”解いてみるのもおすすめです。
「学びに向かう動き」が1分でもあれば、それだけで意識が変わります。
✅ ④ 子どもが寝たあとは“3ページだけ”ルール
夜は疲れていて勉強に気が乗らない…
そんなときこそ、「とりあえず3ページだけ読む」と決めてしまうのがコツです。
完璧を求めず、“少しでもやった自分”を褒めてあげる。
それが次の日も学び続けられるモチベーションになります。
✅ ⑤ 紙よりスマホ派にはPDF化でどこでも学習
公式テキストや教材をPDF化してスマホに入れておけば、
ちょっとした時間にすぐ確認できる「ポケット教科書」になります。
私も、終末期ケア専門士の公式教材をスマホで持ち歩いて、
通勤中や子どもの習い事の待ち時間に読んでいました。
スキマ時間の活用は、量より“習慣”がカギ。
小さな積み重ねが、大きな成果につながります。
おすすめの学習スタイルと教材の選び方
「何か始めたい」と思っても、
いざ勉強を始めようとすると、教材の種類や学び方に迷ってしまうこと、ありませんか?
ここでは、忙しい看護師でも続けやすい“おすすめの学習スタイル”と、
実際に私が使って「これはよかった」と感じた教材をご紹介します。
🔸 📕 テキスト派さんへ:終末期ケア専門士の公式教材
私は、終末期ケア専門士という資格に出会ったことで、
「看取りの場面でどう寄り添えばよいか」というテーマに、きちんと向き合うことができました。
この資格の公式テキストは、実際の臨床シーンを意識した内容になっていて、
読みながら「これ、自分が現場で感じていたことだ」と思える部分が多く、学びながら前向きになれたんです。
📘 詳しくはこちらで体験談をまとめています
▶ 終末期ケアに悩んだ私が選んだ資格|看護師こそ学びたい「終末期ケア専門士」とは?👇
🔸 🎥 動画で学びたい方へ:WEB講習会という選択
まとまった読書時間がとれない方には、WEB講習会のような動画教材がぴったりです。
終末期ケア専門士の講習会は、音声中心でも理解しやすく、
家事や移動中の「ながら学習」にも最適でした。
「机に向かう」よりも「日常に学びを溶け込ませたい」という人におすすめのスタイルです。
🔸 📚 幅広く基礎を学びたい方へ:アステッキの医療系教材
まだ分野が定まっていない方、幅広い知識を復習したい方には、
アステッキの医療系教材も非常に使いやすいです。
- 要点がまとまっていて、短時間でも理解しやすい
- PDF教材なのでスマホでも読める
- 看護師国家試験レベルの復習にも使える
忙しい現役ナースが「まずは学びを始めてみたい」と思ったとき、
無理なく手を伸ばせる教材として、私も活用しています。
教材選びで大切なのは、「完璧にできそうか」ではなく「続けられそうか」。
あなたの生活スタイルや学びのペースに合った方法を、ぜひ見つけてみてくださいね。
モチベーションを保ち続ける3つのコツ
スキマ時間で勉強を始めても、日によっては疲れてしまったり、気分が乗らなかったり…。
「続けること」って、実は勉強そのものよりも難しいんですよね。
ここでは、私が実践してきた“モチベーション維持のための工夫”を3つご紹介します。
✅ ① 「1分だけでOK」と自分に許す
「今日は30分勉強するぞ!」と意気込んでも、うまくいかない日は落ち込んでしまうもの。
でも、「1分だけやってみよう」「1ページだけ開こう」とハードルを下げてみると、
不思議と“やる気スイッチ”が入りやすくなります。
心理的なプレッシャーを減らすことが、続ける一番のコツです。
✅ ② 学びたいと思った理由を“見える化”する
「なんのために資格を取りたいのか?」を明確にしておくと、
疲れたときにも原点に立ち戻ることができます。
私も、「終末期の患者さんにもっと寄り添いたい」という気持ちを、
スマホのメモにひとこと書いて、時々見返していました。
“未来の自分”に向けたメッセージは、今の自分の励みになります。
✅ ③ SNSや手帳で“ちいさな記録”をつける
「今日は3ページ読んだ」
「WEB講習会を15分見た」
そんなちいさな学びも、記録に残すことで可視化され、自信につながります。
私はX(旧Twitter)の裏アカで「今日の学び」を記録していたことがありますが、
他の人の投稿から刺激をもらえたり、「一人じゃない」と感じられるのも大きな励みになりました。
勉強は、自分に対する“自己信頼”を育てる時間。
やった・やらなかったではなく、「続けようと思った自分」をちゃんと褒めてあげてくださいね。
小さな一歩から、未来の看護が変わりはじめる
「忙しいから、学ぶなんてムリ」
ずっとそう思っていた私でも、スキマ時間の積み重ねだけで、
少しずつ、自分の看護に自信が持てるようになってきました。
資格を取ることはゴールではなく、
「もっとよくなりたい」という気持ちをカタチにするための入り口です。
最初は1分でいい。1ページだけでもいい。
その小さな一歩が、あなたの未来の看護を大きく変えていきます。
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▶ 終末期ケアに悩んだ私が選んだ資格|看護師こそ学びたい「終末期ケア専門士」とは?
🧁今日も頑張った自分に、ご褒美を
スキマ時間で勉強を続けるあなたは本当にすごいです。
ときには甘いスイーツで、自分をねぎらってみませんか?
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あなたの「学びたい」という気持ちは、
あなた自身の看護を、そして誰かの人生の時間を、もっとやさしく変えていくはずです。
今日の一歩、応援しています。
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