「もう辞めたい。でも次の職場が見つかるか不安で…」
「転職活動を始めたのに、求人を見てもピンとこない」
「エージェントとのやり取りに疲れてしまった…」
転職をすれば、状況が好転する。
そう思って一歩を踏み出したはずなのに、
“転職活動そのもの”がつらくて、心が追いつかなくなることって、ありませんか?
私も、新卒で入った病院を辞めるとき、
パワハラや夜勤による疲弊からようやく抜け出せたと思ったのに、
次の職場を探す中で「こんなにも精神的にしんどいのか」と壁にぶつかりました。
「焦って決めたくないけど、先が見えない」
「妥協してまた後悔したらどうしよう」
そんな不安が、ずっと胸にあったんです。
この記事では、転職ストレスに悩むあなたへ
“自分を責めない転職の進め方”を、実体験を交えてお伝えします。
「もう疲れた…」と感じたときの心の整理法については、こちらの記事でも詳しく書いています👇
▶︎【看護師 転職ストレス対策】後悔しない3つの選び方を見る
転職活動がつらいのは“普通”です
転職活動がしんどく感じるのは、あなたが「本気で人生を変えたい」と思っているから。
これは、決して弱さではありません。
看護師の転職は特に、「選択肢が多すぎること」自体がストレスになります。
- 病院か施設か、常勤か非常勤か、夜勤の有無…
- 条件の比較、将来性、職場の雰囲気…
- 今の職場の人にバレずに動かなければならないプレッシャー
どれも、想像以上に精神力を使いますよね。
私も、パワハラや夜勤過多の職場を辞めた後、
「次こそ失敗したくない」と思えば思うほど、
エージェントとの面談や求人チェックが苦痛になっていきました。
朝から子どもを保育園に送って、日勤を終えて、
寝かしつけたあとにスマホで求人を見る…。
でも、どれもピンとこなくて閉じてしまう。
そんな日が続いたんです。
ある日、夫に「最近ずっと疲れてるね」と言われてハッとしました。
辞めたはずなのに、またストレスを抱えていた。
“転職活動”もまた、心と体に負担をかけるプロセスなんですよね。
でも、それは「頑張ってる証拠」なんです。
✔︎ あなたが「いい職場を見つけたい」と真剣に考えているからこそ、悩んで当然
✔︎ 疲れを感じるのは、全力で未来を選ぼうとしているから
まずは、そんな自分を責めないでほしい。
「転職ストレス」は、あなただけが感じているものじゃない。
誰にでも訪れる、ごく自然な感情なんです。
心が疲れたときのセルフケアと考え方
転職活動で心がすり減ってしまったとき、
私がまず意識したのは、「ととのえること」でした。
焦る気持ちや不安は、
疲れている心が生み出す“ノイズ”のようなもの。
「決めなきゃ」「動かなきゃ」と無理に走り続けると、
本来の自分の気持ちや、やりたいことが見えなくなってしまいます。
私が実践して効果を感じたのは、次の3つのセルフケアです。
【1】「今日は何もしない日」をつくる
転職活動中は、「毎日何かしなきゃ」と思いがちですが、
あえて何も進めない日をつくることで、心がふっと軽くなります。
私は、週に1回だけ「求人も見ない・転職のことは考えない日」を決めて、
自分の好きなことをするようにしていました。
- お気に入りのスイーツを買って、ひとり時間を楽しむ
- 子どもと本気で遊んで、何も考えずに笑う
- 音楽を聴きながらストレッチをして体をゆるめる
“頑張る”だけじゃなく、“ゆるめる”時間も、回復には欠かせません。
【2】「言葉にしてみる」
不安やストレスは、頭の中だけに置いておくと、どんどん膨らみます。
私は、ノートやスマホのメモに
「今日つらかったこと」「焦っている理由」「やりたいこと」など、
そのときの気持ちをそのまま書き出すようにしていました。
書いてみると意外と、
「自分ってここまで頑張ってたんだ」
「これだけ迷ってるってことは、真剣に考えてる証拠だな」
と、自分への理解と労りが湧いてきます。
また、文字にして客観視できるようになると、
「今は疲れてるだけで、ちゃんと考えられてる」と前向きになれます。
【3】「うまくいかなくて当たり前」と言ってあげる
転職活動に“完璧”を求めすぎていませんか?
求人を見てもピンとこない
エージェントの返信が遅い
面接でうまく答えられなかった…
どれも、転職活動では“よくあること”なんです。
でも、当時の私は落ち込むたびに、
「私って要領悪いな」「なんで決められないんだろう」と自己否定ばかりしていました。
そんなとき、先輩に言われた一言が心に残っています。
「うまくいかなくて当たり前だよ。
むしろ、真剣だからこそうまくいかないって感じるんだよ。」
この言葉に、肩の力が抜けたのを覚えています。
転職活動が思うように進まない日もあります。
でもそれは、「あなたが本気で悩んでる証拠」。
だからこそ、まずは焦らず、心を立て直すことが大切なんです。
「辞めたい」と思ったあなたへ伝えたいこと
「もう辞めたい」
その気持ちが心の奥からふと湧きあがるとき。
それは、あなたが“限界”に気づいた証です。
でも、看護師という仕事は「やりがい」や「責任感」が強く求められる職種。
その分、自分の気持ちにフタをして頑張り続けてしまう人が、本当に多いんです。
私も、まさにそうでした。
新卒から3年間、
夜勤に明け暮れ、パワハラに耐え、
子どもを託児所に預けながら走り続けて――
何度「辞めたい」と思ったか分かりません。
でもそのたびに、
「もう少し頑張れば変わるかも」
「ここで辞めたら根性なしって思われそう」
と自分を押し殺して、無理やり前に進んでいました。
そんな私が最後に心と体を壊し、
「もう無理かもしれない」と涙を流した夜。
そのとき、夫に言われた言葉が私を変えました。
「頑張りすぎだよ。
壊れてからじゃ遅い。
あなたが壊れたら、子どもたちも悲しむよ。」
…それを聞いた瞬間、初めて「辞めてもいい」と思えたんです。
「頑張りたいけど限界…」そんな私が心を守るために実践したことを、体験談としてまとめています👇
▶︎【看護師メンタルケア】限界だった私が心を守った方法
「辞めたい」は逃げじゃない。
「辞めたい」と思うのは、弱さではありません。
それは、あなた自身を守ろうとする強さの証です。
心や体が限界を迎えているのに
「まだやれるはず」「我慢しなきゃ」と思い込んでしまうのは、
真面目で責任感が強い証拠。
でも、続けることだけが強さじゃない。
✅ 本当に強い人は、「変わる」勇気を持てる人です。
✅ そして、「逃げること」を“守ること”に変えられる人です。
私も、退職を決断するのに何ヶ月もかかりました。
けれど、転職して環境を変えたことで、
「看護師って、こんなに穏やかに働けるんだ」
「心が安定すると、患者さんとの関わり方も変わるんだ」
と実感できるようになったんです。
「このままじゃ壊れてしまう」と感じたら
もし今、
「限界かもしれない」
「朝起きるのがつらい」
「職場に向かう途中で涙が出る」
そんなふうに感じているのなら――
まずは“自分を責めること”をやめてください。
その気持ちは、あなたが弱いからじゃない。
あなたが“本気で頑張ってきたからこそ”生まれたSOSです。
これまでたくさん我慢してきた自分を、
どうか褒めてあげてほしい。
そして、「次の一歩はどうしよう?」と考える時間を
ちゃんと自分に与えてあげてください。
未来を変えるための小さな一歩とは?
「辞めたい」と思ったとき、
いきなり退職届を出す必要はありません。
むしろ、焦って行動してしまうと、
「次の職場がもっとひどかった…」なんてこともあり得ます。
だからこそ大切なのは、
【未来の自分のために小さな一歩を踏み出すこと】なんです。
ステップ①:心の棚卸しをしてみる
「もう無理」と感じている今こそ、
一度、自分の気持ちを言葉にしてみましょう。
- どんなときに一番つらい?
- 辞めたい理由は?
- 今の職場の良いところ・悪いところは?
- 自分が本当に望む働き方は?
紙に書き出すだけでも、
自分の“本音”がクリアになります。
私はこの作業をしたことで、
「夜勤がどうしても合わなかっただけで、看護そのものは好きだった」
という気づきを得られました。
ステップ②:信頼できる人に話してみる
ひとりで考え込むと、視野が狭くなりがちです。
- 同じように悩んだことのある先輩
- 家族やパートナー
- 転職サポートに詳しいプロ
誰でもいいので、
「自分の気持ちを話せる相手」に打ち明けてみてください。
私の場合、最初に相談したのは母でした。
「あなたの代わりはいないよ」と言われて、
ようやく“自分を大事にしていいんだ”と思えたのを覚えています。
ステップ③:転職サイトに登録してみる
「今すぐ辞めるかどうかは決められない…」
そんなときは、まず【情報収集だけ】でもOKです。
私も、疲弊しきった状態では判断できなかったので、
複数の転職サイトに登録し、
条件や雰囲気が合う職場があるかどうかを見るところから始めました。
▶︎ 夜勤なし・時短OK・残業少なめ…
実は“理想に近い職場”って、意外とたくさんあります。
探し方がわからないときは、
【看護師専門の転職支援】を使うのがおすすめです。
✅ 条件を伝えるだけでマッチする求人を提案してもらえる
✅ 非公開求人も紹介してもらえる
✅ 面接対策や退職サポートまで手厚い
特に私は、以下のサイトが役立ちました:
サイト名 | 特徴 | 雇用形態 | 対応エリア | リンク |
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実際に退職を決めたとき、「どう伝えるか」で悩んだ私の経験と例文はこちらにまとめました👇
▶︎【看護師の退職理由】後悔しない伝え方を見る
行動すれば、「自分にも選べる未来がある」と気づける
転職サイトを見ていると、
「夜勤なし」「人間関係◎」「駅チカ」など
“理想に近い条件”の職場が意外と多くて驚きました。
今の職場だけがすべてじゃない。
自分を責め続ける必要なんて、ないんです。
最初の一歩は、
求人を見てみるだけでも十分。
無理せず、
少しずつ自分の未来を取り戻していきましょう。
「辞めたい」は弱さじゃない。“未来の自分”への合図です
「もう限界かもしれない」
「辞めたいけど、逃げることになるんじゃないか…」
そんなふうに悩んでいるあなたへ。
この記事を読んでくれた今、
あなたはすでに、自分とちゃんと向き合おうとしています。
それは、決して“弱さ”なんかじゃありません。
むしろ、
限界を見て見ぬふりせず、
「どうにかしたい」と思えることこそが、
あなたの“強さ”です。
私も、辞める決断をするまでには時間がかかりました。
でも、退職後にやっと心と体が回復し、
「これでよかったんだ」と思えた瞬間が何度もありました。
辞めることは、逃げではありません。
自分を守るための【勇気ある一歩】です。
そして、辞める・辞めないの二択だけが選択肢ではありません。
まずは小さく動いてみる──
たとえば、転職サイトで情報を見てみることだけでも、
あなたの未来は大きく変わっていきます。
あなたの代わりはいません。
どうか、あなたがあなた自身を一番大切にできますように。
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