限界だった3児ママの実践術|看護師×育児“頑張らない”5つの工夫

看護師と育児の両立に悩む3児ママが実践した工夫を紹介する記事のアイキャッチ画像 看護師 生活管理

看護師として働いて、育児もして、家のこともやって――
「もう限界…私、何やってるんだろう」って、ふと立ち止まってしまったこと、ありませんか?

私自身、3人の子どもを育てながらフルタイムで夜勤もしてきました。
その中で何度も、

  • 仕事に行く朝に子どもが熱を出す
  • 保育園からの呼び出しで早退
  • 「また休むの?」という空気に耐えきれなくなる

そんな瞬間を乗り越えてきました。

この記事では、私が実際に工夫してきた「看護師として働きながら、育児と家庭を回すコツ」をお伝えします。

少しでも、あなたの肩の荷が下りるように――。

なぜ看護師と育児の両立はこんなに大変なの?

育児と仕事を両立するうえで、体力とメンタルのバランスはとても重要です。
夜勤疲れがつらい方には、こちらの記事もおすすめです。

時間も体力も足りない

日勤と夜勤のシフトをこなしながら、保育園の送迎・ごはん作り・寝かしつけ…
看護師ママの毎日は、分刻みのスケジュールです。

私も、朝の支度をしてる最中に子どもが癇癪を起こし、
そのまま泣きながら登園 → 遅刻ギリギリで出勤 → スタートから疲弊…という日が何度もありました。

体力だけじゃなく、精神力も常に削られていくような感覚になります。


「母親だから頑張らなきゃ」のプレッシャー

「子どものことは母親が一番わかってあげなきゃ」
「家事も育児も仕事も、ちゃんとやらなきゃ」

そんな“母親としての理想像”に、自分を押し込めていませんか?

私はまさにそうでした。
手を抜くのは「怠けてる」と思っていたし、
子どものお弁当を手作りしないだけで自己嫌悪になったこともあります。


職場や周囲に理解されにくい

「子どもが熱で…」「保育園から呼び出しが…」

そう言うたびに、「また?」という空気を感じてしまう。

師長に申し訳なさそうに頭を下げ、
同僚にも「ごめん、明日の日勤代わってもらえないかな…」と頼むたびに、
どんどん自分の居場所がなくなっていく気がしていました。

3児ママ看護師が実践した“しんどさを減らす”5つの工夫

① 完璧をやめて「優先順位」を決める

「仕事も家のことも育児も、全部ちゃんとやらなきゃ」
そう思っていた頃の私は、毎日がキャパオーバーで息切れ状態でした。

でも今は、“毎日がんばる”ではなく、“休みの日に少しだけがんばる”スタイルに変えています。

洗濯物は基本、乾燥機におまかせ。
夫と小学5年の長男には、それぞれの部屋に置いておき、自分の分は自分で畳んでしまうルールに。

私と幼稚園年長の長女、3歳の次男の服は、ハンガーのままクローゼットに収納できるスペースを使って、畳む手間をカットしています。

掃除は「毎日ちゃんと」じゃなくてOK。
子どもが寝たあとにざっとクイックルで一拭き
本気の掃除は週に1回だけ、“ここだけは”という場所を集中してやります。

ごはんも、平日にがんばるのはやめました
休みの日に下味冷凍の肉やおかずをストックしておいて、
夜勤前や疲れてる日は「焼くだけ」でOKにしています。

それでも今日はもう何もしたくないそんなときも人間誰しもありますよね。

私がそんな極限状態になってしまうときは外注もします。

外食は結局帰ってからのお風呂とかがネックなのでだったら家で食べたい。

そんなわがままな私はこちらのサービスも併用してたりします。

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“手を抜く”んじゃなくて、“続けられる形に変える”こと。
それが、私のなかで最も効果のあった「優先順位のつけ方」でした。

② スケジュールは“見える化”する

「何がいつあるのか分からない」状態は、ストレスのもとです。

私は以下のツールを使って、家庭の予定と勤務の両方を「見える化」しています。

  • Googleカレンダーに夫と予定共有
  • 保育園の行事はスマホで即メモ
  • 看護師の勤務表を紙にプリントしてキッチンに貼る

これだけで、「どうする?」の相談が減って精神的にすごくラクになりました。

③ 夫にタスクを明確に渡す

昔の私は、家のことは全部「私がやらなきゃ」と思い込んでいました。
でも、それで限界になってようやく気づいたんです。
「頼らなきゃ、私が倒れる」って。

今は、夫にも具体的に“何をお願いするか”を明確に伝えるようにしています。

  • 「朝の子どもたちの準備と登園は任せたよ」
  • 「夜勤の日は、作り置きのおかずから選んで夜ご飯作ってもらえると助かる」
  • 「日曜は1時間だけ、1人で買い物に行かせて」

曖昧にせず、はっきり言葉にすることで、夫婦のストレスも減ったし、家の回り方もスムーズになりました

ちなみに、祖父母にもサポートをお願いすることがあります。
「保育園のお迎えだけお願い」
「夜勤明けは下の子たちを少しだけ見ていて」など、
“頼りすぎないけど、任せられる部分は素直に任せる”ことも、心と体を守る大切な工夫だと思っています。

④ 仕事を持ち込まない“心のスイッチ”を持つ

夜勤明けのときも、ミスのことが頭をぐるぐる…
家に帰っても気が休まらない日がありました。

そんなとき、「仕事と家庭の切り替えスイッチ」があるとラクになります。

  • 帰宅後、5分だけベランダで深呼吸
  • お気に入りのハーブティーを飲む
  • 着替えた瞬間にスマホを仕事用からママモードへ

小さな儀式が、気持ちの切り替えに役立ちました。

⑤ 1日1回「自分をねぎらう」習慣

看護師も、ママも、家族も、全部頑張ってる自分。
褒められない日も、報われない日もある。

だから私は、毎晩寝る前に「今日もよくやった」と自分に声をかけるようにしています。

  • 今日も子どもを笑わせた
  • ちゃんと仕事行った
  • イライラしても投げ出さなかった

それだけで、翌朝また一歩踏み出せる力になります。

看護師の「無理しない働き方」にはどんな選択肢がある?

時短・日勤常勤・パート・夜勤専従…選択肢は想像以上にある

「もう看護師を続けるのは無理かも」
そんなふうに感じていた時期、私もありました。

でも実際は、フルタイム×夜勤だけが看護師の働き方じゃないんです。

私がこれまで見てきた働き方の選択肢はこんなにあります:

  • 時短常勤:子どもが小さいうちは6時間勤務などで対応可能な職場も
  • 日勤常勤/非常勤:夜勤なしで週4勤務など、自分の体力に合ったペースで
  • パート勤務:家庭とのバランスをとりたい人に◎
  • 夜勤専従:あえて夜勤のみにして、日中の時間を育児に使うケースも
  • 派遣・単発バイト:保育園の行事や家族の予定に合わせて柔軟に働ける

「そんな働き方、本当にできるの?」と思うかもしれません。
でも、実は今の看護師業界は人手不足と多様化ニーズの高まりから、
働き方に柔軟な職場も増えてきているんです。

私が「無理しない働き方」を選んだとき、心が軽くなった

私は3人目の次男を出産して職場に復帰したとき、すぐに夜勤には戻りませんでした

復帰当初は、家庭のことを最優先に考え、平日日勤のみの勤務に調整してもらっていたんです。

そして次男が3歳になった翌月から、ようやく**夜勤ありのフルタイム(月4回の夜勤)**に戻しました。

「夜勤はやっぱり大変だけど、体力的にも精神的にも“今ならできる”と思える状態で戻れた」のは、
無理せず、段階を踏んで復職できたからこそでした。

働き方を調整することは、キャリアの後退じゃない。
「今の自分と家族に合った働き方を選ぶこと」が、看護師を長く続けるために必要な選択だったと、今なら胸を張って言えます。

両立しやすい職場探しは、情報収集からでOK

「転職」と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれません。
でも、今すぐ転職しなくても、“情報を持っている”だけで気持ちはラクになります。

私が使ってよかったのは、看護師専門の転職エージェントでした。

  • 日勤のみ・時短OKなど、希望条件を伝えるだけで求人を探してくれる
  • 実際に働いている人の声や雰囲気を教えてくれる
  • 面接の日程調整や履歴書添削まで代行してくれる

「いつでも動ける」という安心感が、今の職場でも心の余裕になりました。

もし「家庭と両立できる職場があるなら転職もありかも」と思ったら、
まずは自分に合う働き方が見つかる転職サイトを比較してみるのもおすすめです。

【看護師 転職サイト比較】子育てと両立できる職場を探すなら?

それでも、「どうしても限界かも」と思ったときは、無理に続けなくてもいいんです。
「辞める」という選択を考えたとき、私が実践したことをこちらの記事でまとめています。

【看護師を辞めたいあなたへ】限界だった私が実践した「後悔しないための考え方」

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育児と夜勤の両立で「食生活が乱れてつらい…」という方はこちらも参考にどうぞ👇

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「少しでも自由なお金ややりがいがほしい」と思ったら、副業も選択肢のひとつ。
実際に私が取り組んでよかった在宅副業を紹介しています👇

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子育て・夜勤・副業の両立がしやすい職場探しに役立つ転職サイトを比較しています👇

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がんばりすぎない仕組み”で、今日もちゃんと回る

看護師としても、母としても、ちゃんとやろうとすればするほど、
「うまくいかない自分」に落ち込んでいたあの頃。

でも、“毎日がんばる”じゃなく、“仕組みで回す”ことを意識しただけで
肩の荷がふっと軽くなりました。

きっと今、この記事を読んでいるあなたも、
誰かのために、家庭のために、一生懸命すぎるくらいがんばっている人だと思います。

だからこそ、伝えたい。
「すべてを完璧にこなさなくても、家族はちゃんと笑ってくれる」
「あなたが壊れないことが、家族にとって一番大事なこと」だって。

無理せず、でも諦めず。
今日より明日を、ちょっとだけラクにできる工夫を、ぜひあなたも見つけてみてください。

私が試してきた「看護師の両立術」が、少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。

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