看護師でも“備え”が甘かった私が、地震で気づいたこと
こんにちは、3児のママでフルタイム看護師のあめです。
数年前、長男がまだ3歳の時に経験した北海道胆振東部地震(厚真地震)。
あの時の「1週間停電」の生活は、正直なところ、看護師としても、母としても本当にキツかったです。
- 病院の電子カルテが止まり、紙とペンで必死に記録
- 家では冷蔵庫の中が全滅、買い物にも行けず
- 夜は暗闇、子どもは不安で泣き、私も不安で眠れず…
「看護師なのに、備えてなかった…」
その現実に直面して、初めて“自分の備えが甘かった”ことを後悔しました。
📝見出し①|1週間の停電を経験して“本当に学んだ”5つのこと
あの地震の日から、1週間。
冷蔵庫は沈黙し、テレビもスマホも使えず、情報も物資も制限された生活。
**「災害時、医療職だからといって余裕があるわけじゃない」**と痛感した7日間でした。
💥① 情報が入らないのが一番怖い
災害時、何が起きているのか分からないことが、ものすごく不安でした。
スマホは充電切れ、テレビもラジオも使えず、地域の状況も分からない。
📌学び:手回し充電式のラジオ付きライトやポータブル電源の大切さを痛感。
🍼② 子ども用の非常食は「安心できる味」が命綱
3歳の長男が、いつものおかゆやスープがないことにパニック。
私が作れなかったことに罪悪感も…。
📌学び:常温でも食べやすい・子どもも慣れている味の非常食を、事前に試しておくべきでした。
🔋③ 「小さなモバイルバッテリー」では全然足りない
病棟では電子カルテが使えなくなり、ライトも不足。
家庭でもスマホが充電できず、充電争奪戦。
📌学び:家庭と職場、両方で“使えるレベルの電源”を1台ずつ持っておくのが理想。
💧④ 水とお湯の“ありがたみ”をこれほど感じたのは初めて
水が出たことに感謝、でもお湯がない=ミルク・食事・手洗いに影響大。
ポットが使えないだけで、生活の質が激減しました。
📌学び:ガス・電気なしでも“あたためられる工夫”を備えておくべき(例:加熱パック・携帯加熱剤)
🧸⑤ 精神的な安心材料(おもちゃ・照明・おやつ)が本当に大事
大人は我慢できても、子どもは“暗い・怖い・お腹すいた”で不安定になります。
おもちゃ一つで落ち着けるなら、それは命と同じくらい大事だと感じました。
📌学び:心の安心も“防災備品”のひとつ。ぬいぐるみ・絵本・ラムネなど、忘れずにリュックに。
🛍️見出し②|「買って終わり」にしない!防災グッズ選び&使い方のリアル
厚真地震の後、私はネットで「防災グッズ おすすめ」と検索しまくりました。
でも、買って満足…では意味がなかったんです。
🧩選ぶ時のポイントは“3つのT”!
- Target(誰のため?)
→ 子ども用、職場用、家族用…それぞれ中身を変える必要あり。 - Time(何時間しのげる?)
→ 最低72時間を想定した“3日間対応セット”が基本。
食料、水、バッテリーはこの時間で計算! - Touch(実際に触って確認した?)
→ 新品のままでは、実際に使えない可能性あり。
→例:懐中電灯に電池が入ってない/非常食の調理法がわからない etc.
🔄買ったらやるべき!「使っておく」ための4ステップ
ステップ | やること | ポイント |
---|---|---|
① | 非常食を1回食べてみる | 子どもが食べるかもチェック |
② | リュックに“中身ラベル”を貼る | パニック時にすぐ探せる |
③ | 家族と“防災品ツアー”する | 子どもも「これで安心」と認識できる |
④ | 半年に1回、家族で防災チェックデーを設ける | 賞味期限/ライトの電池などを確認 |
💬実際にやってよかったエピソード
防災グッズを1つ1つ家族と一緒に開けて試しただけで、
3歳の長男が「これボクがもって逃げる!」と笑ってくれました。
その時、備えは物だけじゃなく“安心感”も育てるんだなって実感しました。
🧾見出し③|本当に役立った?それとも不要?実体験ベースで見極めた防災アイテム
「レビュー評価が高いから」「セットに入っていたから」——
それだけで用意したものの中には、実際には**“全然使えなかった”アイテムもありました。**
今回は、私が実際に災害時に使った or 使えなかったものを、赤裸々にまとめます。
✅役立ったアイテム
アイテムカテゴリ | 理由/ポイント |
---|---|
水(2L×人数分) | 飲料・調理・衛生…すべてに必要。1人1日3L以上が理想 |
懐中電灯+ヘッドライト | 両手が使えると子どもの世話や夜間の移動が格段に楽 |
乾電池+モバイルバッテリー | 情報確保・家族との連絡手段の維持に不可欠 |
使い捨てカイロ/ブランケット | 気温差の大きい北海道では“体温保持”が生命線 |
子ども向けのおやつ・おもちゃ | 心の安定を保つ=親の安心。防災グッズに入れるべき“感情ケアグッズ” |
❌不要だった or 使いにくかったアイテム
アイテムカテゴリ | 理由/課題点 |
---|---|
大型の缶詰食品 | 開封・調理に手間。子どもが嫌がり、結局使えなかった |
多機能すぎるツールナイフ | 使い方が複雑で“焦ってる状況では扱えなかった”。小型のシンプルなカッターで十分 |
大型ラジオ(AC専用) | 停電中に電源が使えず、結局手回しタイプの方が実用的だった |
厚手の軍手のみ | 繊細な作業(子ども用ミルク調整など)には向かず、薄手のゴム手袋と併用が◎ |
👩👧補足:「子ども視点」での“使える備え”を見直そう
子どもは“大人と同じもの”では安心できません。
- 味の濃い非常食 → 食べられないことも
- 急な暗闇 → 小さなライト1つでも怖がる
- ゴワゴワした服や靴 → 避難行動でストレスに
📌事前に「子どもと一緒に使ってみる」「防災ごっこをして慣れてもらう」ことも、立派な備えの一部です。
見出し④|さらに詳しく知りたい方へ:おすすめ記事&実践ガイド
災害を経験して痛感したのは、「知っているだけじゃ足りない、使える形で備えておく」ことの大切さ。
ここでは、**“買う前に読むべき記事”“使う練習の参考になる記事”**をまとめました。
🧰「備えたいけど、どんなアイテムを選べば?」という方へ
📌おすすめ記事:
👉【看護師 防災グッズ】3児ママナースが選ぶ!職場&家庭で本当に役立つ備え15選
👉 実体験に基づいて“買って使える”防災グッズだけを厳選して紹介しています。
🏃♀️「避難時にどう動けばいいの?」という方へ
📌おすすめ記事:
👉【看護師 避難 行動】災害時、職場&家庭で取るべきアクションとは
👉 夜勤中・家庭での状況別に、リアルに想定した行動計画を解説!
🧯「防災訓練って本当に役立つの?」という方へ
📌おすすめ記事:
👉【看護師 防災 訓練】参加レポート!備えに差がつく“実践型”気づきまとめ
👉 実際に訓練を受けて感じた「備えと現場のギャップ」をリアルにシェア。
🧃「家庭で使える備え方を知りたい」ママナース仲間へ
📌おすすめ記事:
👉【看護師 ローリングストック】育児中でも無理なく始める日常備蓄のすすめ
👉 食品ロスも減らせて、子どもの“災害慣れ”にもつながる一石二鳥な備蓄法。
📝まとめ|“看護師ママの備え”は、未来の自分と家族を守る力
あの厚真地震の時、私は
「看護師だから大丈夫」
「病院もあるし、何とかなる」
と、どこかで思っていました。
でも現実は、電気が止まれば何もできない。
情報が遮断されれば、プロでも混乱する。
だからこそ、今は胸を張って言えます。
👩⚕️「防災グッズは、“あったから助かった”が正解」
- 日々の仕事をこなす看護師だからこそ、家庭にも職場にも備える必要がある
- 小さな子どもを守るママだからこそ、“安心して過ごせる備え”が必要
- 忙しいからこそ、買った後の「使える化」が何より大事
📌次にとるべきアクションは“ほんの一歩”
- 非常食を1つ、家族と一緒に食べてみる
- 懐中電灯を子どもに持たせて、部屋を歩いてみる
- 今日、1つだけ“自分と家族の安心”のためにできることを選ぶ
それだけで、次の災害が来た時
「備えておいて本当によかった」と思えるはずです。
読んでくださったあなたが、
ご自身と大切な人たちを守れる備えに、一歩でも近づけますように。
「どれを買えばいいかわからない…」という方は、私が実際に使った防災グッズのレビュー記事もご覧ください👇
👉【看護師 防災グッズ】ママナースが使って選んだ15選(電源・食・リュック)
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