「転職すれば、きっと今よりラクになるはず…」
そう思って一歩踏み出したはずなのに、
「え？前のほうがマシだった？」なんて感じたこと、ありませんか？
看護師の転職は、業務内容も人間関係も病院によって大きく異なるからこそ、
“転職後のギャップ”はあるあるです。
私自身も、理想と現実の差に悩んだことが何度もあります。
でも、そうした失敗や後悔も、事前に知っておくだけでグッと回避しやすくなります。
この記事では、転職経験のある看護師なら一度は「わかる〜！」とうなずくような、
リアルな“転職あるある”10選を中心に、
後悔しない転職のために私が実践してよかった準備法までご紹介します。
看護師の転職でよくある“理想と現実”のギャップとは？（約1050文字）
「もっとゆったり働けると思ってたのに…」
「忙しいけど人間関係がいいって聞いてたのに、全然違うじゃん…」
転職先に期待しすぎて、実際に働いてみてからガッカリする。
これは多くの看護師が経験する“転職ギャップあるある”です。
◆ ギャップ1：求人票の「残業なし」があてにならない
前職では慢性的な残業続きだったので、「残業なし」の求人に惹かれて応募した私。
でも実際に働き始めてみると、「記録は勤務時間外で」「委員会は時間外で」と
“無言の残業”が常態化していたんです。
表向きの情報だけで判断していた自分を、心から反省しました。
◆ ギャップ2：人間関係は配属先次第でまったく変わる
「人間関係良好！」と書かれていても、それはあくまで全体の話。
配属先の病棟やユニットによって、空気感はまるで別物です。
私はかつて、病院見学のときに優しく対応してくれた師長さんのいる病棟に配属されると思っていたら、
まさかの別部署に配属。そしてそこは**噂話が絶えない“静かな戦場”**のような空間でした…。
◆ ギャップ3：休日日数が同じでも「休みやすさ」は別問題
年間休日120日でも、有給が取りにくい・希望休が通らないとなると、結局は疲れが取れません。
とくに子育て中の私は、「子どもの体調不良時に休めるかどうか」が死活問題。
その点を事前に確認していなかったことを、何度も後悔しました。
転職をすればすべてが解決する…とは限らないからこそ、
“転職に過度な理想を持たないこと”は、実はとても大切です。
でも逆に言えば、こうしたギャップを事前に知っておくだけで回避できる可能性は高いんです。
次は、そんな“看護師転職あるある”を、クスッと共感できる視点で10個ご紹介します。
「こんなはずじゃなかった…」あるある10選
転職してはじめて気づくことって、実はたくさんあります。
「聞いてないよ〜！」と思わず口にしたくなる、“転職あるある”を一挙紹介します。
笑いながらも「私もそれあった！」と共感してもらえたらうれしいです。
あるある①：夜勤回数が思ったより多い
「月4回くらいって聞いてたのに、実際は月6〜7回」なんてザラ。
人手不足の病棟では、夜勤回数が水増しされがちです。
あるある②：歓迎ムードは最初の1日だけ
初日は「よろしくね〜」と笑顔でも、
翌日からは放置プレイ…。
忙しい職場ほど新人教育が追いついていないのも現実です。
あるある③：マニュアルが古い＆存在しない
「これ、どうやってやるんですか？」と聞いたら、
「昔は〇〇さんがやってたけど今は適当かな」なんて曖昧な返答。
“マニュアル風の紙切れ”が1枚だけなんてことも。
あるある④：病院の評判と中の実態が違いすぎる
「アットホームで働きやすい」とネットに書かれていたのに、
実際は上下関係がバチバチ。
口コミは参考にしても鵜呑みにしないのが鉄則です。
あるある⑤：電子カルテの操作に慣れなくて疲れる
操作方法が病院ごとに違い、
入力ミスが怖くて作業が倍かかることも。
「前の職場の方が使いやすかった…」と何度も心の中でつぶやきます。
あるある⑥：リーダー業務がいきなり回ってくる
「慣れてからでいいよ」と言われたはずなのに、
1ヶ月後には普通にリーダーシフトに。
“慣れる”の定義が違う問題。
あるある⑦：福利厚生は“書いてあるだけ”なことも
託児所ありと書かれていても「空きがない」「夜勤非対応」など、
実際は使えない制度が多いのも現実。
あるある⑧：患者層の違いに戸惑う
急性期→慢性期、精神→内科など、分野が変わると
ケアの価値観そのものがガラリと変わることも。
あるある⑨：先輩の“当たりが強い”
どこの職場にもいる、口調がキツめな先輩。
「新人には厳しくしろ」という風潮が残っている部署もあり、地味に心が削られます。
あるある⑩：前の職場が恋しくなる瞬間がある
辞めたときは「二度と戻るか！」と思っていても、
「〇〇さん、元気かな…」とふと思い出すことも。
どんな職場にも良かった面はあると、あとから気づくパターンです。
転職は、良いこともあれば「想定外」もつきもの。
でもこれらの“あるある”を事前に知っておくと、
心の準備ができて、少しラクになります。
次は、そんなギャップや不安を減らすために、
私が実際にやってよかった3つの準備をご紹介します。
転職後に後悔しないために、私がやってよかった3つの準備
「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには、転職前の準備がカギです。
私も過去の転職で失敗したからこそ、次に動くときはしっかり準備しました。
ここでは、実際にやって効果を感じた3つの準備をご紹介します。
① 見学・説明会は“見るだけ”じゃなく“聞き込む”
求人票では見えないリアルを知るために、見学は必ず行いました。
でもそれだけで終わらせず、以下のような質問を用意して行くのがポイントです。
- 1日の業務の流れは？
- 希望休・有給取得率は？
- 教育体制はどのくらい整っているか？
病院側から説明される内容だけでなく、自分から積極的に確認することで、
入職後のギャップをかなり減らせました。
ある病院では「残業少なめ」と言われましたが、
「記録は時間外ですか？」と聞いたところ、「だいたい残って書いてます」と本音を聞けたことも。
見学＝お試しデートのつもりで、遠慮せず本音を引き出す工夫が大事です。
② 転職エージェントではなく“情報が見える”サービスを選んだ
以前はエージェントを使ってゴリ押しされたこともあり、
2回目の転職では自分のペースで探せるジョブメドレーを利用しました。
スカウトを受けつつ、自分で求人を見て選べるので、
「押し売り」される感じがなくてラクでした。
特に私が良かったと思ったのは、求人票に書かれた内容の具体性。
- 賞与実績：〇ヶ月
- 夜勤回数：平均〇回
- 有給取得率・離職率・育休復帰率
など、数字で比較しやすく、判断しやすいのが大きなメリットでした。
③ 自分の「希望条件」を可視化して優先順位をつけた
過去の失敗をふまえて、「今回は絶対に譲れない条件」を紙に書き出しました。
- 子どもの急な発熱で休めるか
- 年間休日は最低〇日以上
- 夜勤回数は月〇回以下
- ママナースがいるか
このように自分の軸がハッキリすると、求人を見る目も変わってきます。
たとえば、給料が高くても「急性期の即戦力を求める職場」なら、
今の私には合わないと判断できるようになりました。
準備といっても、大がかりなことは必要ありません。
自分の価値観と条件を整理し、正しく比較する力を持つこと。
それだけで、転職の後悔はグッと減ります。
自分に合った職場を見つけるには？比較で気づいた意外なポイント
「条件が良さそう」「近いから通いやすそう」
そんな理由だけで選んでしまい、あとで後悔することって、転職ではよくあります。
でも、複数の職場を“比較”してみると、意外なポイントで“合う・合わない”が見えてくるんです。
私が実際に比較して気づいたポイントをご紹介します。
◆ 給料や休日日数よりも「働く人の雰囲気」が決め手だった
転職前は、「年収が上がるか」「夜勤が少ないか」など、
数字ばかりを見て職場を選ぼうとしていました。
でも複数の職場を見学したり、ジョブメドレーで求人を比較しているうちに、
**「ここは職場の雰囲気が合いそう」**という感覚がある病院は、
結局その後も長く働けているんですよね。
口コミで「上司が厳しい」「ママナースに冷たい」などが書かれていた職場は、
たとえ条件が良くても、どこか引っかかることが多かったです。
◆ 同じような条件でも「サポート体制の差」で印象が大違い
A病院とB病院、どちらも「夜勤月4回・年間休日120日・賞与3.5ヶ月」と同条件でも、
Aは新人教育が手厚い、Bはほぼ独学で慣れろスタイル、という違いがありました。
同じ“条件”でも、運用のされ方によって「働きやすさ」が大きく変わることを実感。
求人票だけでは見えない部分を比較するには、
実際に働いている人の口コミや、病院のSNS、採用ページの雰囲気も参考になりました。
◆ ジョブメドレーでの比較が“安心できる決断”につながった
私が一番よかったと感じたのは、ジョブメドレーで複数の求人を並べて比較できたこと。
- 夜勤の平均回数
- 有給取得率や育休取得率
- 年齢層や離職率の傾向
これらが数字で見られるので、「なんとなく良さそう」で選ばずに済みました。
スカウトも届くので、「自分の経験で必要とされているんだ」と思えて、
転職活動に前向きな気持ちを持てたのも大きかったです。
✔ 「どの転職サイトを使えば後悔しない？」
そんな不安がある方は、看護師転職サイトを徹底比較した記事も参考にしてみてください。
▶【2025年最新版】看護師におすすめの転職サイト5選｜現役ナースが比較＆体験レビュー
https://mamanurse-ame.com/2025/06/09/nurse-jobsite-2025（近日公開予定）
「転職あるある」は、次の一歩へのヒントになる
「転職したのに理想と違った…」
そんな看護師の“あるある”は、決して失敗ではありません。
むしろ、それは自分にとって本当に必要な職場条件に気づくチャンスでもあります。
私自身も、何度も「こんなはずじゃなかった」と悩みながら、
そのたびに情報収集の大切さと、自分の価値観を知ることの重要性を実感しました。
転職を考えるとき、まず大切なのは「自分を知ること」と「職場を比べること」。
そしてそのためのツールやサービスを上手に活用することです。
「転職あるある」に共感した方こそ、
次のステップでは“後悔しない選び方”を意識してみてください。
あなたにぴったりの職場、きっと見つかります。
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