【看護師の転職面接】よくある質問と答え方のコツ|回答例とNG例も紹介

看護師 転職準備

「転職面接って、何を聞かれるんだろう…」
「答えにくい質問をされたらどうしよう」

看護師の転職では、履歴書よりも“面接の印象”が大事と言われることもあります。

私も過去に2回転職活動をしましたが、毎回ドキドキしていました。
特に「なぜ前の職場を辞めたのか?」や「当院の志望動機は?」と聞かれたとき、
正直、うまく答えられなかった苦い思い出があります。

この記事では、そんな私の実体験を交えながら、

  • 看護師の転職面接でよくある質問
  • 回答のコツ(本音と建前のバランス)
  • OK例とNG例
    をわかりやすく紹介します。

「何をどう準備しておけばいいか分からない…」という方にこそ、
読んでほしい内容です!

看護師の転職面接でよく聞かれる質問一覧

よくある質問リスト(事前に準備しておくべき項目)

以下の質問は、実際の転職面接で高確率で聞かれます。

  • 志望動機(なぜ当院を希望したのか)
  • 退職理由(なぜ前職を辞めたのか)
  • 自己紹介・これまでの経験
  • 自分の強み・弱み
  • 働き方の希望(夜勤可?残業は?)
  • どんな看護をしたいか
  • 当院についてどれくらい知っているか
  • 今後のキャリアプラン
  • 何か質問はありますか?(逆質問)

特に「志望動機」と「退職理由」は、回答次第で印象が大きく変わります。
私も最初の転職では準備不足でつまずいたので、事前に“型”を知っておくだけでも安心感が違います。

よくある質問の答え方と例文|コツとNGも解説

① 志望動機|なぜうちの病院を選んだの?

よくある聞かれ方:

なぜ当院を志望されたのですか?
うちに決めた理由を教えてください

回答のコツ(PREP構成)

  • P(結論):貴院で〇〇な看護がしたい
  • R(理由):これまでの経験や価値観にマッチする
  • E(具体例):以前の職場との比較など
  • P(再結論):だから御院を希望しています

回答例(育児と両立したい看護師の場合)

「御院を志望した理由は、子育てと両立しながら、継続的に患者さんと関われる環境に魅力を感じたためです。

前職では急性期病棟での夜勤が多く、家庭との両立が難しい状況でした。
一方、貴院では回復期や慢性期の看護に注力されており、
丁寧に関われるケアと、自分の生活リズムも守れる点に惹かれました。

長く働ける環境で、患者さん一人ひとりと向き合っていきたいと考えています。」

NG例

「家から近くて働きやすそうだったので」
×理由が弱い・誰でも言える内容

「人間関係が良さそうだから」
×外からはわからない部分を理由にしない

② 退職理由|なぜ前の職場を辞めたの?

よくある聞かれ方:

前職を退職された理由は何ですか?

回答のコツ(PREP構成)

  • P:環境を変える必要があった
  • R:体調・家庭・働き方など建前で
  • E:具体的に困った状況
  • P:だから退職を決めた

回答例(人間関係を本音で言いたいけど言わないパターン)

「前職では夜勤が続く中で、体調を崩すことが増えてしまい、
今後も無理なく働き続けるために、勤務体制の見直しが必要だと感じました。

退職は簡単な決断ではありませんでしたが、自分自身と家族の生活を大切にしたいと思い、決断に至りました。」

NG例

「パワハラがひどくて耐えられなかったので」
×前職の悪口は印象ダウン

「辞めたいと思っていて…」
×ネガティブ印象+計画性のなさが伝わる


前職のネガティブをポジティブに変換する

実際にわたしも一番初めに転職活動で面接に行ったところで正直に先輩からのパワハラやマタハラがきつくてと伝えたときに面接してくれた看護部長さんの表情が少し険しくなったという実体験があります。

転職サイトのアドバイザーさんから勧められたのは、前職の嫌だったことをポジティブに聞こえるように変えて伝えると面接官にウソなく、そして自分の思いも伝わるからおすすめと言われました。

実際にわたしが使ったのは

拘束時間が長かった

前職では残業が多く、そのせいか子どもにも辛い思いをさせてしまったことや私自身体調を崩しやすくなってしまい、このままでは仕事と家庭の両立が厳しく長く働くことを考えると厳しいと感じて退職しました。

こちらで働けるというのであればたくさん残業することは難しいですが、託児所があると聞いております。子どもを安心して預けられるのである程度の残業は働く上で看護師は命を扱う仕事というのは承知してます。

これは前の職場の拘束時間が長くてやめたというのを仕事と家庭を両立して長く働くために転職したという言い方に変えています。そして残業も絶対ダメというわけじゃないというフォローも入れてます。

人間関係が悪かった

実際に今の看護部長に

「〇〇病院って人間関係悪いんでしょ?そこらへんどうだったの?」

と聞かれました。

わたしは素直に人間関係最悪ですよと言いたかったけどそれだと印象悪くなるので、

先輩方は厳しくはありましたが、患者さんの命がかかわることなので、それは仕方ないことだととらえてます。

自分ももし、家族に何かあると思えば言い方がきつくなってしまうこともありますし。

先輩方は患者さんへの思いが強く、自分ももし患者さん自身ならや自分の親や祖父母、子どもだったらどうしたらいいかという視点をもてるようになったのでとても感謝してます。

こんな感じ厳しいと感じたことはあると認めたうえで、自分の学びにつながっているというポジティブな言い分に変えてました。

転職に関するプロが言っているので間違いないですし、わたしも実際に使ったので効果は抜群でした!

退職理由の伝え方に迷っている方は、こちらの記事で本音と建前のバランスや伝え方の実例も紹介しています。
【看護師の退職理由】言いづらい本音をうまく伝えるには?

③ 自己紹介と職歴|あなたはどんな看護師?

よくある聞かれ方:

これまでのご経歴を簡単に教えてください
ご自身の強みを交えて自己紹介をお願いします

回答のコツ

  • 簡潔に「どこで何年、どんな分野で働いたか」
  • 自分の“強み”を加えて印象づける
  • 「なぜこの仕事に活かせると思ったか」で締める

回答例(例:病棟→訪問看護へ転職希望)

「これまで約8年間、一般病棟で急性期から慢性期まで幅広く経験してきました。
特に回復期の患者さんへの関わりを通して、“寄り添う看護”の大切さを実感しています。

その経験を活かして、訪問看護の現場でも患者さんの生活に寄り添う看護を実践したいと考えています。」

逆質問で“本気度”を伝えるチャンスにしよう

面接の最後にほぼ必ず聞かれるのが

何かご質問はありますか?

という逆質問です。

「特にありません」と答えてしまうのは、もったいない!

逆質問は、応募者の姿勢や価値観をアピールできるラストチャンスです。
事前に1つは準備しておきましょう。

好印象を与える逆質問例

  • 「御院では看護師同士の情報共有はどのように行われていますか?」
    チームワークや協調性に関心があることをアピール
  • 「入職後に学べる研修制度やフォロー体制について伺えますか?」
    向上心・長く働く意欲があることを印象づける
  • 「子育て中の方の勤務調整について、どのような事例がありますか?」
    家庭との両立に関心を持ちつつ、無理のない勤務を確認

NGな逆質問例

  • 「ボーナスは何ヶ月分ですか?」(条件面は書類確認で)
  • 「有給はどれくらい使えますか?」(聞き方次第では印象ダウン)
  • 「あまり忙しくない病棟はありますか?」(やる気がないように見える)

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【看護師 転職ストレス対策】もう迷わないために。選び方と立ち直り方

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準備しておけば、面接は“こわくない”

面接は、あなたが評価される場所であると同時に、
あなた自身が職場を見極めるチャンスでもあります。

私自身、1回目の転職面接では何も準備せずに撃沈しました。
でも2回目は、質問に対する答えを自分なりに整理してのぞんだことで、
落ち着いて話せて、内定後の不安も少なかったと感じました。

本音を言いすぎず、でもウソはつかない。
「どう働きたいか」を軸に、自分らしい言葉で伝えられれば大丈夫です。

「自分に合う職場を見つけたい」「誰かに相談したい」と思ったら、まずは転職サイトで情報収集を始めてみてください。
【看護師転職サイト比較】安心して相談できるおすすめエージェント(順次公開予定)

あなたの転職活動が、より良い一歩につながりますように。
応援しています!

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