夜勤明け、体がだるくて一日中何もできない。
寝ても疲れが取れない。
次の夜勤が憂うつで仕方ない…。
そんな風に感じたこと、ありませんか?
看護師として働く中で、夜勤の疲れに悩まされるのは本当にあるあるです。
私自身も、新人の頃から何度も夜勤疲れに悩み、体調を崩しかけたこともありました。
でも、あるポイントを意識してセルフケアを取り入れるようになってから、
夜勤後の回復力がぐんと上がり、心も体もかなりラクになったんです。
この記事では、
✔︎ 夜勤疲れを軽く考えてはいけない理由
✔︎ 夜勤疲れの体への影響
✔︎ 実際に効果があった夜勤疲れ対策5選
をまとめています!
「最近、夜勤がきついな…」と感じているあなたに、
少しでも役立つ情報を届けられたら嬉しいです。
「夜勤疲れ、軽く考えていませんか?
夜勤明けのだるさや寝不足を、
「まあ看護師だから仕方ない」
「みんな頑張ってるから自分も我慢しないと」
と、つい軽く考えてしまっていませんか?
でも、夜勤疲れを甘く見るのは本当に危険です。
なぜなら、夜勤による体内リズムの乱れは、
・慢性的な疲労
・免疫力の低下
・メンタル不調(うつ症状)
を引き起こすリスクがあるからです。
実際、私自身も夜勤が続いたある時期、
朝起きた瞬間から体がだるく、動悸がして、
夜勤明けなのにうまく眠れず、食欲もどんどんなくなっていきました。
「もしかしてこのまま倒れるかもしれない」
そんな不安を抱えながら、それでも無理をして出勤する日々…。
今思えば、
「みんな頑張ってるから自分も頑張らなきゃ」
と、自分に無理をさせ続けたのが一番よくなかったのだと思います。
だからこそ、
夜勤疲れを「仕方ない」と放置せず、ちゃんと向き合うことが本当に大切なんです。
夜勤が体に与える本当のダメージとは
夜勤勤務が続くと、心身には想像以上の負担がかかっています。
睡眠リズムが崩れ、慢性的な睡眠不足になり、体調不良や精神的ストレスを引き起こすのです。
私自身も、新卒で入った病院で経験しました。
退職直前、3連続夜勤、休み1日だけ挟んでまた2連続夜勤という無茶なシフトをこなしたとき、
・季節外れに風邪を引く
・昼夜逆転で夜に寝られない
・ホルモンバランスの乱れで便秘と下痢を繰り返す
・月経サイクルの乱れ
など、体中に異常が現れました。
特につらかったのは、単なる疲れではない「根本的な体調不良」が続いたこと。
「行きたくない」という気持ちも強かったですが、当時は「もうすぐ退職だから」と気力だけで出勤を続けました。
結果、退職してわずか3日後には新しい職場に転職したのですが、
休養をほとんど取れなかったことで、体調不良を長く引きずることへの不安もありました。
それでも、職場環境を変えたことで少しずつ体は回復していきました。
あのまま無理をしていたら、もっと大きな病気を引き起こしていたかもしれません。
夜勤疲れを「ただの疲労」と甘く見ず、
体からのSOSに気づいてあげることが、本当に大切だと痛感しました。
看護師が実践している夜勤疲れ対策5選
夜勤疲れを少しでも軽減するために、私自身が実践してきた対策を5つ紹介します。
無理なく取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
【1】夜勤前後のリズムを整える 夜勤の前後は、できるだけ「一定のリズム」で生活することを意識しました。
夜勤明けの日は、帰宅後すぐに軽く食事を摂り、最低でも3〜4時間は睡眠をとるようにしています。
【2】仮眠時間をしっかり確保する 夜勤中の仮眠タイムは、可能な限りきちんと休みました。
短時間でも目を閉じるだけで、体力の消耗はかなり違います。
【3】食事と水分補給に気をつける 夜勤中はつい食事が不規則になりがちですが、
栄養バランスを意識して「消化に良いもの」「温かいもの」を選ぶようにしました。
また、脱水を防ぐために、こまめな水分補給も心がけました。
【4】疲労回復に効果的なストレッチを取り入れる 夜勤明けの体の重だるさには、軽いストレッチが効果的です。
5分程度でもいいので、肩回しや前屈などで血流を促し、体をリセットしていました。
【5】休めるときは遠慮なく休む どうしても体調が優れないときは、無理をせず休む決断もしました。
「自己管理ができない」と責めるのではなく、
「今休むことが長く働くために必要なんだ」と自分を許すように心がけました。
疲れたときは「休む」も立派な仕事です
夜勤を繰り返す中で、私は何度も「自分が頑張ればいい」と無理をしてきました。
でもある日、体調を崩してしまったとき、母にかけてもらった言葉が、私の考え方を大きく変えたんです。
「看護師の代わりはいても、あなたの代わりはいない。
子どもにとっての母親も、旦那さんにとっての奥さんも、私にとっての娘も、あなただけ。
体調を崩した状態で患者さんの前に立っても、かえって患者さんに気を使わせてしまうだけ。
休むときはしっかり休んで、その分、働くときに120%の力で働きなさい。」
電話越しにこの言葉を聞いたとき、私は涙が止まりませんでした。
「私にしかできない役割がある」
「無理して壊れるより、大切な人たちのために自分を守らなきゃ」
そう気づかされた瞬間でした。
それ以来、私は休むことに対する罪悪感を少しずつ手放せるようになりました。
そして今では、職場で同僚や後輩が体調を崩したときにも、
「お子さんにとってのママの代わりはいないから、気にせず休んでね。
その分、元気になったら一緒に頑張ろう!」
と声をかけるようにしています。
もちろん、今でも休むときには申し訳ない気持ちがゼロになるわけではありません。
でも、その分、働けるときには全力で恩返しする。
そんなメリハリを意識して働くことで、
私自身も心に余裕を持ちながら看護師の仕事を続けられるようになりました。
あなたも、疲れたときは「休むこと」そのものを、
堂々と選んでいいんです。
無理をして体と心を壊す前に、
あなた自身を一番に守ってあげてくださいね。
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あなたの体は、あなたが守ろう
夜勤は、看護師という仕事に欠かせない大切な役割です。
でも、その重圧や疲労を抱えたまま無理を続ければ、
心も体も、確実に悲鳴を上げてしまいます。
私自身も、夜勤続きで体調を崩し、
「辞めたら迷惑かけるかな」「頑張らなきゃ」と自分を追い詰めてきました。
けれど、本当に大切なのは──
あなた自身の健康と、あなたを必要としている人たち です。
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夜勤に疲れたとき、つらいときは、
どうか自分を責めず、ちゃんと休んでください。
休むことは、サボりでも逃げでもありません。
「次にまた全力で働くための大切な準備」だからです。
そしてもし、
「もう無理かも」「環境を変えたい」
そう思ったなら──
無理を続ける前に、新しい道を探すことだって、あなたを守る選択肢のひとつです。
あなたの代わりは、どこにもいません。
どうか、誰よりもあなた自身を大切にしてあげてくださいね。
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